2015/06/30

週明けの東京株式市場は一気にリスクオフに向かいました。

週明けの東京株式市場は一気にリスクオフに向かいました。


チプラス首相が発表した国民投票は法的拘束力は無いものの

ユーロ圏残留の可否を決定する事になると見られています。


そのタイミングで発表されたギリシャの銀行休業政策は最悪。

デフォルトからユーロ離脱に至るシナリオが現実味を帯びてきました。


金融システム停止で経済は麻痺します。

7月7日に銀行再開は既に公表されていますが、

国民の不安を煽り資金流出となる恐れも指摘されています。



過去には1930年代の世界恐慌時、

米国もバンク・ホリデーを4日間行ったが、その間に緊急銀行救済法を成立させ、

預金保護の姿勢を明確にしてパニックを防いだ様な対策が必要だと思います。


そもそも、なぜユーロはギリシャ救済に手を差し伸べているのでしょうか?

債務不履行が予想されながら財政緊縮策にも応じないギリシャを切り離し、

ユーロ離脱となれば逆にユーロ圏経済が安定すると思うのですが、


1999年のユーロ成立後、初の離脱となれば信頼が毀損され通貨ユーロや

EU地域統合体に不透明感を持たれる懸念でしょう。

地政学的にもギリシャがロシアや中国に救済を求めればEU圏としても無視できないリスクとなる。


29日に東京市場、上海市場に大きな影響を与えたギリシャ問題、

7月5日の国民投票の行方が気になります。



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2015/06/23

基本的に通貨の価値は市場で自由に決められるもの


先日ドイツのエルマウで開催されていた2015年G7が閉会しました。

G7とは先進7か国とされるアメリカ、イギリス、ドイツ、

日本、フランス、イタリア、カナダの7つの先進国のこと。

来年2016年は日本での開催、 開催地に三重県の伊勢志摩地域を指名されました。


このG7では財務大臣・中央銀行総裁会議・国際通貨基金の総会なども

併せて開催される時もある。

最も有名なのはドル高是正に動いたプラザ合意(1985)。

この合意はG5で開催され、アメリカ、西ドイツ、フランス、イギリス、日本の5カ国で決定された。



先進国とされる国の通貨は流動性の高さからメジャー通貨と呼ばれ、

日本円、米ドル、ユーロ、英ポンドの4通貨で構成されている。

この4通貨体制は2000年にドイツマルクとフランスフランが

ユーロに統合されて以来15年間続いている。


このメジャー通貨の構成は5年ごとに見直されるらしいが、

今年行われる見直しで人民元をメジャー通貨に採用させようと中国が働きかけている。

めざすのは、国際通貨基金(IMF)に認められるメジャーへの仲間入り。


今回のG7でも話題に上がるか興味ありましたが、

岩礁埋め立てへの批判が出ただけで、通貨の話題は無かったみたいですね。


李克強首相は3月に訪中したIMFのラガルド専務理事に対して

「世界の金融安定に参加したい」と要望したらしい。

これは中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に

50以上の国・地域を集めた実績もあり、

人民元を国際的に認められたメジャー通貨にしようとする表れだと思います。


また、IMFへの出資額に応じて、いざという時に資金を引き出せる

SDR(特別引き出し権)が認められるなど、

通貨危機が起きた時にも混乱が広がらないようにヘッジされている。


しかしメジャー通貨は完全な変動相場制だが、

人民元は管理変動相場制をとっているため、

中国政府当局により設定された範囲内でしか為替は変動しない。

人民元は2010年6月まで米ドルに対してペッグしていたが、現在は管理変動相場制に移行。

変動相場制としつつも、人民元の変動幅を2014年は2%以内に管理している。


そして人民元の市場がCNH(オフショア)とCNY(オンショア)に別れているなど、

中国は為替をなお厳格に規制しており

人民元の取引拡大への一定の足かせとなっている。


基本的に通貨の価値は市場で自由に決められるもの。

人民元相場を操作していた中国がその先に見ているのは

AIIBの決済を基軸通貨ドルから人民元にするための準備だと思います。


既に囁かれているのは人民元がメジャー通貨として完全に自由取引となった場合、

これまでの歪みが大きなうねりとなると思います。

大方の予想ではドル安人民元高へ一気に動くのではという見方です。

その時が来れば、為替相場に大きな流れを作る事となるでしょうね。




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